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「飲む日焼け防止」製品開発ー弘前大学&サンスターの新規プロテオグリカン研究

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今日は、弘前大学とサンスター株式会社との新しい研究成果の紹介です。

2007年、弘前大学とサンスター株式会社は、「研究連携の推進に係る協定」を締結し、共同で研究開発を進めてきました。弊社社長の藍抗菌性研究に基づくスキンケア商品Qiana(キアナ)」は、その成果の一つです。そして、去る3月10日、新しい共同研究についての発表がありました。以下のURLをぜひご覧下さい。

食品に応用できるユニークな新規プロテオグリカン複合体 弘前大学とサンスター株式会社が共同開発

簡単に言うと、新規な「プロテオグリカン」の開発により、飲むだけで日焼けが予防できる製品開発が進められているということです。強い紫外線の弊害が注目される現在、非常に興味深い研究成果と思います。

「プロテオグリカン」とは、糖鎖がいくつも結合した糖タンパク質で、2000年に故高垣啓一弘前大学教授が鮭鼻軟骨の酢酸抽出によるプロテオグリカン抽出技術を開発したことから、さまざまな研究開発が行われています。

2007年から始まったサンスターと弘前大学との共同研究では、プロテオグリカン、藍エキスの二つの研究が進められました。藍エキスの方は弊社社長の北原晴男の研究に基づいていました。そして、プロテオグリカンはもともと故高垣啓一教授が着手した研究を、さらに弘前大学教育学部の加藤陽治教授がサンスターとともに発展させてきています。プロテオグリカンの効果を高める新たな抽出技術および生理活性の探索が行われ、食品分野への新たな展開が期待できる成果が、間もなく世に出されます。

 

このプロテオグリカン研究の中心だった故高垣啓一教授、加藤陽治教授、そして藍エキスを研究していた弊社社長の北原晴男、共にまだ40代初めの頃に「MAPS」という研究会を組織していました。医学部、教育学部、農学部、理学部と全学的な数名の若手教員たちの組織で、飲み会も交えて闊達な討論をかわしていた頃が懐かしく思われます。「地域のために」「弘前大学のために」と語りながら地道に進めてきた研究の幾つかが20年以上のときを経て、成果の社会還元につながりました。

プロテオグリカンの研究に着手した高垣先生は、弘前大学とサンスターとの共同研究が開始される前に、厳しい研究生活の中で体調を崩して亡くなられました。今、高垣先生もどんなにか、喜んでおられることと思います。そして、サンスターと共に大きな成果を出された加藤先生もお喜びと思います。

飲むだけで日焼け防止になるというのは、その手軽さを含めてとても魅力的です。

製品発売が今から楽しみです。

プレスリリースから

プレスリリースから

 

 

 

 

 

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