Kanako Kitahara's Blog
2010年、スペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗した際、山崎直子さんの船内服として、青森で染めた藍染のポロシャツが使われました。
これは、当時東京都の両国にある丸和繊維工業株式会社青森工場の工場長だった吉田さんたちが作った「あおもり藍産業」の製品でした。
吉田さんたちの藍染の試みに、親会社丸和繊維工業常務(当時)の伊藤哲朗さんが深い理解を示し、JAXA(宇宙航空研究開発機構)への公募の件を提案したそうです。
公募申請書は伊藤さんのアイデア満載でした。
伊藤さんは藍の持つ抗菌性データと、伊藤さんが信頼する中澤愈(すすむ)先生が開発した「動体裁断」という二つの要素を組み合わせたポロシャツを提案しました。
その背景として、あおもり藍産業さんなどの地場産業活性化の取り組みや、青森県という地名と宇宙のブルーを連想させる要素を組み合わせており、伊藤さんは締め切りギリギリまで推敲を重ねて、茨城県つくば市にある宇宙技術開発機構まで申請書を直接持ち込んだそうです。
隅々まで配慮が行き届いたこの提案は全国から応募があった厳しい競争を見事に突破して、山崎直子さんはあおもり藍産業さんの仕立てたポロシャツを船内で着用してくれました。
以下のファイルは、その時の伊藤さんの熱意がこもった申請書です。