Kanako Kitahara's Blog
これはアメリカ、インディアナ州グリーンキャッスルにある、デポー大学のドミートリーです。大学の周辺にいくつものドミートリーがあり、シェアハウスとして学生たちが住んでいます。
その中の一つのこのドミートリーには、「Chinda House」という名前がついています。デポー大学のドミートリーには、同大学出身、あるいは縁のある人たちの名前がついているのですが、「Chinda House」というのは、ちょっと目を引きます。おもしろい名前です。
これは、デポー大学の前身であるインディアナアズベリー大学に留学していた津軽出身の珍田捨己に由来してつけられた名前です。
1877年7月に、津軽から四人の東奥義塾生が留学のためアメリカに渡り、四人の恩師であるジョン・イングの母校に入学しました。左端が珍田です。
彼らは在学中も優れた成績をおさめ、卒業後も素晴らしい活躍をしています。同大学では、今でも学校史に彼らのことが書かれているだけではなく、ドミートリーにもその名前を記して敬意を表してくれています。
この留学生たちについては、とても興味深いお話がたくさんあるので、いずれこのブログでも少しずつ書いて行こうと思います。まずは、彼らの活躍の一端を伺わせるものとして、今日はドミートリーを紹介しました。