Kanako Kitahara's Blog
今、研究資料として弘前藩の武士だった楠美晩翠の日記を読んでいます。(弘前市立弘前図書館所蔵資料)
明治初期のさまざまな様子が描かれていて、非常に興味深い資料なのですが、なかに「北原」という名前がよくでてきます。これはやはり弘前藩の武士だった「北原高雅」のことです。
北原高雅は、明治前期の津軽地方で藍の生産に力を入れた人物でした。
弘前市立弘前図書館には「北原高雅日記」も残されています。
論文などで「北原高雅」の名前を書く時、ちょっとだけ不思議な感じがします。ご先祖様ではないのですけど、でも論文に「ご先祖様ではありません」と書く場所はないんですよね。
北原高雅氏も、まさか130年後に、津軽で藍の研究をする北原ファミリーが出てくるとは、きっと夢にも思わなかったのではないでしょうか。
これもご縁の不思議さなのかな、と思ったりしています。